スキマダイアリ

インドネシアでさまようリーマン

52 :恋の伝道師:03/04/23 11:47 id:ywKOC/nW

  • 仕方ねえなあ。俺が話し方を教えてやるよ!!

 男「あ、君、昨日もここで逢ったね?」
 女「え?誰ですか?」
 男「ん?俺?キムタク。なんちゃってw シガスカオだよ。(横顔で軽く笑顔。歯をキラッとさせるのを忘れずに。)」
女「で、なんですか?」
男「まあまあ。横に座っちゃうね。よいしょ。(勿論、礼儀正しく正座でポイントアップを狙う。)オホッ。今日はBランチ食べてるのか。」
女「あの。。困るんですけど。」
男「困る?何が?それよりサークル入ってる?昨日ドラマ見た?犬は好き?どこから来たの?(彼女を飽きさせないトーク。100点である。)」
女「ほんと困るんだけど、やめてくれませんか?」

  • ここまでくればもう一押し。

 
男「あ、そうだ。ソーダ飲む?(気の利いたギャグ。女はおごりに弱い。)」
女「いりません。ていうか、マジであの。。。」
男「ヒュウヒュウ!遠慮すんなよ。機嫌悪いの?相談に乗ろうか?俺でよければ。(ここで袖をまくって、力こぶをアピール。頼れる男を印象つける。)」
女「なんなの?うざいんだけど。」
男(黙って少し斜め上をみつめて寂しい顔を見せる。母性本能をくすぐる。そしてすぐに、)「機嫌悪いの?今日は生理か?」(GREAT!女の体を気遣う男らしい発言だ。)
女(無言で立ち去る。)
男「おいおい、生理がそんなにきついのかよ!俺バカだから分からなかったんだ!ゴメン(カバンをつかむ)」(あえて、昼休みの食堂で大声で。女は悲劇のヒロイン気分。)
女「ちょっ。。!!!離してよ!!!!」

  • ほらほら。展開がドラマみたいになったきただろ?いまからが正念場だ!

 
男「うるせえよ!ぶっちやけ、お前の事が気になってたんだよ!」(あの名ドラマの主役のセリフを真似るところがイケている。)
女「離してよ!!誰か!!!!」
男「もういいよ。今までありがとう....な。」(かばんから手を離し、寂しそうにクルッとターンして、歩き出す。)
さあ、これで彼女は、(え!?ちよっと待ってよ!あたしほんとは。。)、という心境のはず。女は、引きに弱いからだ。
 でも、焦るな。次からが本当の勝負だぞ?
 さて、次はいよいよ告白編だ。俺が暇になればすぐに書くから、それまでまっててくれ。質問も受け付るから。

  • さて、ここまできたら、後は失敗さえなければカップル誕生だ。いよいよ告白編である。

 用意するもの・カマキリ箱(カマキリがたくさん詰まった箱。詳細は後で。)、勝負服・ここはやはりスーツがベストであろう。きめすぎはNGと言うが、その裏の裏を返せば表、つまりスーツが最適なのである。
 、靴・靴はやはり、バッシュだ。現に、ニューヨークのビジネスマンは皆、スーツにバッシュである。ここでは、エアジョーダン等よりも、プロケッズがよい。 髪型・当然、オールバックでワイルドに。
 ここで重要なのは、女の子の家を知っておく事。つまり、食堂で別れたふりをして、彼女が家に帰るまで尾行しなければならない。恋はこのぐらいしなければ、成就しないだろう。
 さて、前ふりはここまで。いよいよ、告白だ。
 彼女は一人暮らしで、マンションも判明した。告白してうまくいく成功率は、言うまでもなく90%以上だが、あくまで慎重に。
  
「ピンポーン」(インターホンを鳴らす。焦って10回も鳴らさないように注意。5回程度で充分。)
女「はい?」
男「あ、宅急便でーす。」(うまい!これで不審に思われずにドアを開けてもらえる。この場合、ドアののぞき窓は、指でふさぐ)
女「はい?」
男「オッス!おれおれ!!(明るく。)」
女「キャアッ!!!(急いでドアを閉めようとする。)」(出た。女の得意技。好き避けだ。)
男(ここでドアの閉まる瞬間に部屋にカマキリ箱を投入。箱の中身は、そのまんま、生きたカマキリだ。投げる角度は仰角61°で。)
女「ギャアアア〜っ!!!!!!」
男「どうしたアッ!?」(女の一大事にはすぐに駆けつける姿勢は評価できる。)
女「虫が、虫が。。」
男「なんだよ、虫ぐらいで大げさな声だすなよ馬鹿w」(強盗でも入ったのかと心配したので、安堵の表情。)
女「その虫どうにかしてよっ!」
男「無視、無視。」(うまい。女の緊張を解きほぐすジョーク。勿論、虫は無視する。男に二言はない、というところをアピール)
女「ていうか何であたしの部屋にいるのよっ!虫を取ってでてってよ!」
男「わかったよ。出ていくよ。てゆ〜か、マジでおめえ機嫌悪くねえ?やばくねえ?」(ギャル男の言葉を使うのは高等テクニック。女はみなギャル男が好きだからである。)

女「ちょっ!待ってよ!この虫をどうにかしてよ!」

  • ほらな。女が追ってきた。やはり女は引きに弱いという結果だ。大体、女の5人に3人はカマキリをペットにしている。(Hot Dog Press 調べ)

男「なんだよ、うぜえなあ。」(気怠そうに。)
女「マジでありえないってば!!警察呼ぶよ?」
男「警察が虫を捕ってくれるの?お前はほんとに天然だなw(女の頭をポンポン。)」(女は、頭をポンポンされるのに弱い。効果的に大技をくりだすところが素晴らしい)
女「あんたが逮捕されるって言ってんのよ!!」
男「ま、そんな事よりも、お茶しない?俺おごるけど」(弾む会話をさらに弾ませる心配り。)
女「いらないよっ!虫とってよっっ!!」
なかなかわがままな女の子だ。つき合う前からこんなに注文が多いとは。
男「悪ぃ。今日やっぱ帰るわ。」(追う立場から追われる立場になっている)
女「はあ?あんたおかしいんじゃないの?」
男「浮気なんかしてねえよ。」(男が帰ると言うと、浮気を怪しむ。これだから女は困る。言い切った男は格好いいの一言に尽きる。)
女「もうホントに警察呼ぶわ。」
男「おい!待てよ!!!」(口調は、某SMAPのサーファー男のように。)

女「はぁ!?」
男「今更こんな事言うのもなんだけど、さ。(馴れ合いの関係で少し恥ずかしいだろうが、それをプラスに変える照れた表情で)」
女「何よ??」
男「何よ、じゃねだろ。馬鹿w」(ここまできて、じらす男は恐らくプロだろう。)
女「ていうか、あんた誰?」
男「好きだよ。(小声で)」
女「え?」
言ってしまった。ついに愛の告白。女も聞こえているのに聞こえないふりをしている。可愛いところもあるものだ。これでお互いの気持ちを確認できた。女は完全に涙目になっている。
まだ初々しいが、これをカップルと呼ばないわけにはいかない。
ここまでくれば、後は自由である。二人の愛は永遠に続く事を祈るもよし、愛が終わるまでを2人の愛の日記に綴るもよし、である。 END

さて、俺は、みんなに恋とは何かを教えたい。だから質問や、今の君のシチュエーションを教えてくれればそれがうまくいくまでをシュミレート可能である。みんなに愛が訪れるように祈って。。。