スキマダイアリ

インドネシアでさまようリーマン

73 :恋の伝道師:03/04/24 21:55 ID:P++4wV0E

>>71

  • 今回は君を題材にしてシミュレートしてみよう。

まず、君は28で相手は32歳。お互いに結婚していてもいい歳だが、していない。つまり、相性は抜群という事だ。
今回、飲み会にいく時の用意をまとめよう。服装は、ここは私服が好ましい。周りは恐らく皆スーツで参加するであろうから、ここで差をつけたい。
上着は、大人をイメージしたオレンジ色のタートルネック、ズボンは、少し遊び心をいれてデニムの半ズボン。靴は今回は履かない方がベター。裸足ではさすがに危険だから、靴下をはいておこう。ハイソックスが保温性にも優れている。
今回、なぜ靴下なのか?それは、歩行時に足音がしない為、気配を察知されることなく対象者に近づく事が可能だからである。
これで、準備は整った。今回は男性の名を泉、女性の名を高井として、シミュレートしてみよう。

  • 飲み屋の前で。

泉「高井さん。(そっと背後から近づき、肩をツンツン。人差し指の先で2回突く)」
高井「ヒャアッ!」
泉「こんばんは。今日は語ろうね。(ニヤッと笑う。)」(相手を驚かしておいて、笑顔で挨拶。大人のジョークである。)
高井「え?ていうかその恰好は。。?」
泉「あ、これ?適当にある物を着ただけだよ。おかしいかな?」(服屋の店員とさんざん相談して決めたファッションだからダサいわけはない。自信はあるが、あえて低姿勢に。)
高井「いや、おかしくはないけど。」
泉「さんきゅ、高井っち」(普段はよばないあだ名で呼ぶことで男女を意識させる。うまい。)
高井「高井っちって。。。」
泉「ほらほら、店が開いたぞ。ボヤッとすんなよw」(男が女をリードするという原則を忠実に守っている。言い換えれば疑似デート)
高井「あの、泉さん。そういうの、困るんだけど」
泉「なんで照れてるんだよお。ほら、いくぞ(手を強引に引っ張る)」(男らしい。これで普通の女は惚れる)

  • さて、いよいよ飲み会だ。

高井「あの、泉さん?なんかいつもと違いません?」
泉「ん?(可愛く上目使いで見つめる)」(母性本能をくすぐる手だ。常套手段。)
高井「!?なんでもないです。」
泉「さ、今日は語ろっか。高井っち。(耳にそっとつぶやく)」
高井「やだ。あたし、あっちで飲みますから!(席を立つ)」
泉「ん?じゃあ俺もそっちに行こうか?(同じく席を立つ)」(フォローがうまい。職場恋愛がばれるのを恐れる女性を優しくカバーするところが見事。)
高井「泉さん!もう勘弁してもらえますか?」
泉「あ、そういう事か。ごめんなさい。(手は前で組んで、深々と頭を下げる。)」(女性同士の嫉妬を恐れる高井の心情を察知した頭の切れのよさ。)
高井(早足で違うテーブルへ)

  • さあ、これからが大人の世界だ。男女の駆け引きを見逃すな。

泉(遠くのテーブルから高井をジーッと見つめる。時折、薄笑い。)
高井(視線に気付いて周りの同僚と、こそこそ話す。)
泉「さ、飲み直そうか、高井っち。(高井の背後に足音もなく近づく。)」(本日2度目のドッキリ作戦。結果は?)
高井「ギャアッ!!」(大成功!)
泉「もう、みんなに言うよ。」(いつになく真面目な顔を見せる。ドッキリの後のギャップに女はまたドキドキする。)
高井「何を言うんですか?一体、何なんですか?」(真面目な顔をしているぞ。今だ!言え、泉!!)
泉「僕たち、結婚しまあす!(目一杯、大きな声で。)」(いい!!この声質も声量も文句なしのゴスペラーだ。)
高井「おい!てめえ何を言ってんだよ!」

  • ついに事態はヤマ場である。二人のラブソングは天に届くのか?


泉「みんなの前で汚ねえ言葉を吐くな、このカッパ女!」(性格のきつい女には、こちらも少々手荒に行くのが吉。)
高井「誰がカッパだよ?ていうかなんであたしがおめえと結婚しなきゃなんねえんだよ!」(※注 ここは会社の飲み会の場です。)
泉「高井〜〜〜〜〜〜〜〜〜ィ!!(いきなり白目をむいて、天井に吠える)」(本日最後のドッキリは..........?)
高井「ヒャアッ!!」(大成功!!3度目の正直だ。)
泉「第1印象から決めてました。お願いします。(さっと手をさしだす)」(懐かしい番組のパクリもここでは許される。)
高井(震えて泣き崩れる。)
泉「泣くなよ、俺まで泣けてくるじゃねえかよw(目に見えない程の早いパンチで自分の鼻を殴って無理矢理にでも自分も泣く)」
高井(まだ泣き続ける)
泉「さ、いこうか。(涙目をしっかり見せて、情にもろいところをアピール。)」(言うまでもないが、女は男の涙に弱い。)
高井「裁判。。。裁判所。。えぐっ、えぐっ。。」
泉「婚姻届は裁判所じゃないよ、タカボンw 拘置所だよw」(まあ、機関名ぐらい少しぐらいミスしてもOK。しっかりあだ名ももう1パターン決めていたのを使っている。この男もプロだろう。)

この二人のバージンロードは、祝福のライスシャワーで一杯だろう。しかし、結婚がゴールではない。人生の新たな門出であることをお忘れなく。お幸せに。。
     Happy Wedding!!!!!       END