インドネシア入国作法(2021年1月現在)
12月28日、インドネシア政府は、外国人の渡航の一時停止に関する通達を発出し、明年1月1日から14日まで、一時滞在許可(KITAS)保持者や定住許可(KITAP)保持者等を除き、トランジットも含めた全ての外国人の入国を一時的に停止しました。
Oh....
年末に一時帰国していた、多くの日本人を混乱の渦に叩き込んだのであった。もう少し前に発令していれば、一時帰国自体を取りやめたり、スケジュールの組みなおしも容易にできただろうに…。まぁ仮にそうなっていたら、一時帰国を会社から禁じられて、泣いちゃう駐在員もいたかもね。
知り合いが、年明けにガルーダ航空で入国したので、サンプルとしてここにメモ。
ケース:ガルーダ航空で1月8日入国。
- ガルーダ航空では、PCR検査結果(「サンプル採取されたタイミング」から「日本出国まで」が24時間×2日以内)が要求された。
- 一方で、大使館のお知らせでは、「インドネシア入国に必要な健康証明書は、3×24時間前」。確認はありがたいが、ソースを明記してほしい…。
ガルーダは本社指令で、独自運用しているとか噂が飛び交っている。とりあえず大使館はソースを明記して、情報を英語・インドネシア語でも併記してくれろ。こちらで情報を共有しようにも不便だし、信頼性も薄い。
実際の入国の流れ
- KIXでのチェックイン:チェックインは通常より時間がかかった(30分)が、それ以降は人が少ないためスムーズに。チェックインカウンターで、健康状態申告アプリ(eHAC)の登録
- 機内で、Karte Kewaspadaan Kesehatan(Health Alart card)の記入。これは昨年末以前でも、このコロナ禍で要求されていた書類と同様
- CGK入国:入国審査前に座らされ、健康状態申告書を提出、諸症状がないかチェック。アプリインストール状況もチェック。
- 入国審査、荷物受取、税関は通常通り。入国から受け取りまで1時間程度。
→空港の到着ロビーで(ロープこそ張られているが)、知り合いと荷物の受け渡し程度なら可能
- 隔離ホテルへの移動:入国はできても、そのあと5日間の政府指定ホテルでの隔離が発生する。費用はすべて自己負担。バスを指定され、荷物を預け、バスに乗り込む。
ホテルは指定できない。ガルーダ航空のWebサイトの最下部に「LIST HOTEL UNTUK ISORASI MANDIRI」があるが、これに以外に搬送されたってえ友人の友人もおり、何がなにやら。
Informasi Mengenai Kebijakan Operasional Penerbangan Terkait Covid-19 - Garuda Indonesia
- ホテルのチェックイン後、PCR検査やらスケジュールの説明がある様子。当たり前だが、到着日を一泊目として5泊6日。5泊分の費用(+PCR検査2回)を支払う。
・入国、チェックイン:N日
・PCR #1:N+1日目
・PCR #2:N+4日目
・チェックアウト:N+5日目のPCR#2の陰性結果受領後
ホテルでの生活
対応はホテルによってまちまちな様子。GO foodなどデリバリー禁止なところもあれば、差し入れOKのところも。基本的には弁当スタイルで三食付いてくる模様。できれば日本で非常食を仕込んでくるか、ホテルに差し入れしてもらえるように事前に段取りをしておくのがよさそう。