スキマダイアリ

インドネシアでさまようリーマン

あと12日

3月8日には、アリガンテに住む友人を訪ねてスペインに向かう。
その後は荷物だけ取りに一日だけロンドンに帰り、そのまま帰国する。
ということで実際自由に動ける時間は3月8日までの12日間ということですねえ。

渡英する前は10ヶ月だけじゃ足りないなとか来てからは案外長えなとか好き勝手言って来ましたが、
とうとう帰国まで2週間切っちゃった!
正直言って英語はまだまだだし(よく言えば伸びる余地がある)、こっちでも全てにおいてベストを尽くせたかというとそうでもない。
でも留学する前の俺とは何かが変わっているはずで、それが何なのか自分でもはっきりとは分かってないけど
日本でそれを見つけるのが楽しみではある。

もちろん英語とか体重のようなものも含めて( 'ω`)


単なる得意科目だった英語を、さらに伸ばしたいと思ったのはいつからだっただろう。
最初は中学生のころ、carpentersのyesterday once moreだった。
子どものころ両親と乗った車のカーステレオから流れてきた、カレン・カーペンターのあの柔らかく深い声。
あの心地よい旋律に意味があると知ったときから、始まった気がする。


意味も分からず口ずさんでいたフレーズがそれぞれ起き上がってくる。
中学生だったので構文をまるっきり無視していたり、逆の意味に取っているような箇所すらあったが
それまで呪文のようだった歌詞が、実は個々に意味を持っているということは衝撃だった。


高校では普通科に入学したつもりが、入学式のふとした気の迷いでその年から新設された英語コースに入学してしまう。
三年間クラス替えなし、一期生故の柔軟且つ新鮮なカリキュラム、他にも高校から始めたサッカーなど楽しいことばかりで
飽きることなく英語を学ぶことが出来た。
ここで人生において初めて海外からの友人ができる。Jである。
マレーシアからの留学生だった彼は英語コースに配置され、一年間という短い期間だったけど同じワンゲル部にも所属して確実に
僕のブルーなスプリングの1ページに名を残した。
日がたつにつれ日本語はどんどん堪能になっていったが、普段の会話は英語が主だった彼とのコミュニケーションは
まるで暗号を使って友達と連絡を取っているような楽しさがあった。

英語は世界でも最大規模のグループが使う最もメジャーな言語で、それを使うことによって様々な人と交流できる。

その時初めて意識した。


ロンドンはまさに人種の坩堝で、世界中から色んな人が集まってきていた。
色んな友達も出来た。沢山のことを学んだ気がする。
英語勉強してなきゃあ、こういう経験も出来なかったんか、こいつらとも意思疎通なんて出来なかったんか。
そう考えるだけで、英語喋れる価値、ロンドンに留学した価値は十二分にあったと思える。


帰るのは楽しみだけど、また来たい。
変な国だけどね。

                        • -

明日は英国自然史博物館に行ってきます。
コロッサルスクイッドとかいう化け物イカの標本が見れるらしい!!
痛いニュース」でイカ特集やってたから、ついロンドンで見れるところないかググっちゃったよ( 'ω`)