スキマダイアリ

インドネシアでさまようリーマン

Mt. Tsurugi(2998m)

『岩と雪の殿堂』の異名を持つ剱岳に大学の友人と行って来た。

スンバらしかった

とてもスンバらしかった

やはり山はいいです。圧倒的に大きいものを見ると、つまらないことで考え込む自分がバカらしくなる。
なんてったって3000mです。最後に登った山が、去年の十二月にイギリスの湖水地方(アンブルサイド)で登ったWansfell Pikeの500m(それでも踏破に5時間買ったけど)だったので、ほんに久しぶりの登山。毎回毎回「今回はもう体力がもたないかも」と思うがなんとか行けるもんですね。インラインスケート効果か?

  • コースルート

一日目コースルート
0500起床→0640ケーブル→0800室堂ターミナル→0840一の越→0950雄山→1030立山→1100内蔵助カール→1130真砂岳・昼→1300別山→1515剣山荘

二日目コースルート
0500剣山荘出発→0620一服峠→0630三番鎖場→0640カニのヨコバイ(鎖場)→0650前剱→0800カニのタテバイ→0815剱岳登頂→0950前剱→1040一服峠→剣御前→1230クロユリのコル・昼→雷鳥沢→地獄谷→1540室堂ターミナル

ヨコバイの岩場の長さは10mほどだったが、下を見るとぞっとしないほど落ち込んでいる。
足場もつま先しか掛からない部分があり、その後の5番鎖場も高さがあってスリリング。
タテバイは垂直方向に登りで「ここでミスったら死ぬ」感が一番強かった。
歩くペースは比較的早かったが、休憩を長く取ったので大体コースタイムと同じくらいだった。
クロユリの後の岩場でクソ寒い中、全員で昼寝したり。

  • 反省

車で前日の夜に行って、車中泊。そして明朝一発にケーブル駅に乗り込んだわけですが、この車中泊がつらかった。
軽だったので足を伸ばすこともままならず、後部座席にも人と荷物があるのでリクライニングもできない。あんなに寝辛いとは・・。更に換気のために窓を半開きにしてあったのだが、このやや底冷えのする季節に蚊が!!駐車場の目の前に水場があったからかな?とにかく狭い車内にて寝苦しい体勢で、体をボリボリ掻いたり寄ってくる蚊を追い払いながら一夜を過ごすという悪夢のような体験をするハメに。
寝不足の体で登山はきつかった。僕はどこでも寝れるという特技があるのでまだ良かったが、友人はまんじりともしなかったり三十分程度しか寝れなかったらしい。まー、お陰で一日目の山小屋で「柔らかい布団にありつけた」という喜びが格段に増した増した( 'ω`)
そして日程。九月最後の三連休ということで、中高年の団体登山の方々が大勢。剱岳付近ではさすがに減ったが、ケーブルで手軽に2700mまで運んでもらえて1時間足らずで3000m級を体験できる北アルプスの人気っぷりを舐めてた〜。細い登山道で横に広がってダラダラ歩いたり、道のど真ん中で撮影会を開いたりして、渋滞の原因になったりするような人たちばかりではない。とは分かっているが、やはり尾根を大声出しながらガハガハ笑ってるオバハンズを見ると少し身構える('A`)調べてみると混んでいる時期は、岩場(一人ずつしか行けない)の前で一時間前待ちとかもあるようで。