スキマダイアリ

インドネシアでさまようリーマン

こどものころに読んだ本

「こどもを読書好きにさせる本を探せ」アルファルファモザイク
こどもの頃は、読書好きだった両親が自分も読んでいたような昔からの童話の名作を薦めてくれたり、週一で図書館に連れて行ってくれたりした。こればっかりは親に感謝するしかない。

映画化されたロアルトダールの「チョコレート工場の秘密(映画のタイトルは「チャーリーとチョコレート工場」)」や「ガラスのエレベーター宇宙へ行く」、つばひろの帽子をかぶり、もじゃもじゃの黒ヒゲとすごいかぎ鼻の大悪党が主人公の「おおどろぼうホッツェンプロッツ」シリーズ、モーリスドリュオンの「みどりのゆび」、ももいろのぼうつきキャンディーが食べたくなる「エルマーとりゅう」、「三人のおまわりさん」「いぬのフェルディナンド」リンドグレーンの名作「長くつ下のピッピ」はちょっと変わった怪力の女の子ピッピと、トニーとアンニカと本当に遊びたいと思ったりアヨ、ピー、オブナア!、ただいま彼の出身地で勉強中な「ドリトル先生」とか本当にあげればきりがない。


「隊長ブーリバ」「がいとう」「罪と罰」などの小学生にしてはやや暗そうな名作の入った厚さにして十センチ以上ある「少年少女ロシア名作文学集」、「雨月物語」を繰り返し読んだのも両親の実家においてあったから。これは映画だけど「グーニーズ」「スタンドバイミー」なども含めて、子供向け(もしくは子どもを描写した)作品はヨーロッパ発のもののほうが、馴染みのない言葉の響きとかが雰囲気を駆り立てて、よりいっそうわくわくしたなー。まあ元々遠い国のものだから、日本に輸入されるような作品は基本いいものでないと入ってこなかったせいかもしれないけど。


そんな素敵な読書環境を作ってくれた父母ですが、栗本薫のクトゥルー神話をベースにした魔界水滸伝や、ガチガチのハードボイルドである北方謙三筒井康隆などの思いっきりヨゴレのドタバタSF群も同時に小学生の手に入る範囲に置いておいたのは、僕が現役中学生のころに思いっきり中二病に罹患していたことと密接な関係がありそうでネ('A`)