スキマダイアリ

インドネシアでさまようリーマン

バスハブ ジェラントゥット

 マレーシア東部に位置する国立公園タマンヌガラに行ってきた。その顛末は後日書くとして、その公園からクアラルンプールへはボートとバスを乗り継げば、時間はかかるがその日中に戻れる。しかしただ戻るのも芸がない…。そこでボートに乗ってクアラ・テンベリンに着いてから目的地を修正。そのままKLに戻らず、ジェラントゥットに向かった。wikiを参照してもタマンヌガラへのアクセスポイントで他は特に何もないとしか書いていない。「歩き方」に至ってはそもそも記述がない。
 何もないのか・・。日本語で検索しても大した情報はない。ああ、じゃあ俺が書いてやるよ。日本人初の詳細なジェラントゥット情報を!
 とは言っても、方向音痴の悲しさ。場所は殆ど覚えていないが、基本的に小さな町なので歩けば分かる。まず長距離のバスは大体ここに止まるステーション。チケットブースはクアラルンプール行きとタマンヌガラ行き、それ以外の三種類に大別されてる感じ。公衆電話がいくつかあるけど、「HALO!」印以外のは死んでるので避けたほうが良い。バスステーションの向かいには「パオ」という饅頭(1.20RM)も売ってるマレー料理の店が。ケンタッキーフライドチキンもあり、清潔なトイレを求める時はここへ。安い中華系のホステルもこの通りにある。泊まったホステルはシングルでRM25、インターネットも一時間4リンギットであった。名前は…名刺貰ってきたので、後で書く。ホステルの前にはスーパーマーケットというかスーパー市場もある。水やジュース、ビール、お菓子に生活用品なら大体揃う。そのマーケットを背にして正面にある通りを突っ切ると、ホーカーズの明かりが左手に見える。
 そしてバス広場から見て、KFCの反対側にジェラントゥット駅がある。わかんなきゃ「ディ マナ ジェラントゥット ステセン?」と聞けば一発。シンプルな駅の癖に飯どころもある。午後から10時くらいまで窓口が閉まっちゃうけど、清潔なテーブルと椅子があり、暗くなったら明かりも付くので時間つぶしはできる。おれはスーパーでタイガービールを買い込んできて、ここで日記を書きながら窓口が開くのを待っていたが、その日のKL行きの深夜便は既に売り切れていた。ショック。蚊もほとんどいないので、過ごしやすい。

アーバスで来るとおそらくここに来るNKS Cafe。ここでも飯が食える。できればここで帰りの便も予約しておいたほうがいい。カフェを背にして、右に進めばバス乗り場。左に進めばマレー鉄道の踏切を越えて、大きなモスクがある。その隣にインド系のホーカーズとタバコ屋がある。一番左のホーカーズのおっさんは昔現地の鹿島建設の現場で働いていたらしく、日本人と見ると「ありがとーありがとー」と話しかけてきて、飯を大盛りにしてカレーをぶっかけてくれる。たぶん。この辺は英語も殆ど通じない。
 このホーカーズも通り過ぎて歩いていくと、左手に高速入り口とその看板が見える。少し入っていくと、ハンドクラフトの土産屋がある。入らずにまっすぐ進めば分岐点で小学校らしき建物と背後に大きな坂が…。登っていけば、公園と小さな山に入るハイキングコースの入り口がある。小さな山と言ってもさすがマレーシア、巨大なリザートやももんが、猿などが見られた。

 本当はここまでいろいろ行くつもりはなかったが、たまたまムスリムホリデイとバッティングしたせいでバスも電車も予約でいっぱい。現地に二泊することになってしまったため、いろいろ歩いた。写真があるので、帰国したらもう少し地名なんかを詳細にアップするっす。