スキマダイアリ

インドネシアでさまようリーマン

クリパ

いつの頃からか、仲間内で鍋を囲むことを「鍋パ」、たこ焼きをすることを「たこパ」と安易に略することに抵抗がなくなっていた。パーティって。その言葉が本来持つはずのドキドキ感、ワクワク感と「鍋」という日常にどっしり根を下ろした重厚感は相容れないものじゃないか。大学に入って初めてその単語を聞いたとき、そんな風に考えていたはずなのに。そんな感じで(どんな感じだろう)今日は所属するアウトドアサークルでのクリパでした。「パ」と言っても、京都にある小さなバーで飲み放*1プランで、仲間内でビンゴゲームしたりしながらまったり飲む、といったもの。100人を超えることもあるサークル内で何故か副代表まで勤めさせていただいて、とうとう最上回生になってしまった。周りは後輩ばかりで、唐突に素っ頓狂な話を振っても嫌な顔もせずニコニコ話をあわせてくれる。ううーんぬるま湯。俺が覚えてない後輩も、「○○さん、お久しぶりです!」なんて声をかけてくれる。なんてらくちん。気を使わなくていいので、ついつい長居しそうになるのをぐっと自制心で抑える。4回生は引き際を心得なくてはならないのだ。金だけ置いてやかましいことを言わずに、さっと二次会までで去る。中堅私大のぬるま湯サークルにある、唯一の掟である。

*1:飲み放題。これが恥ずかしげもなく言えるようになったのもまた大学生になってからである。