2008-11-21 17歳の女子高生の詩 琴線 寺山修司の『「書を捨てよ,町へ出よう」』に掲載されていた 17歳の女子高生の詩 あたしが娼婦になったら いちばん最初のお客はゆきぐにのたろうだ あたしが娼婦になったら あたしがいままで買いためた本をみんな古本屋に売り払って, 世界中で一番香りのいい石鹸を買おう あたしが娼婦になったら 悲しみいっぱい背負ってきた人には, 翼をあげよう あたしが娼婦になったら たろうの匂いの残ったプライベートルームは,いつもきれいにそうじして 悪いけどだれもいれない あたしが娼婦になったら 太陽の下で汗をながしながら 洗濯しよう あたしが娼婦になったら アンドロメダを腕輪にする 呪文をおぼえよう http://f1.aaa.livedoor.jp/~words/column/column11.html