スキマダイアリ

インドネシアでさまようリーマン

合理的=科学的ではないというコト

合理と不合理 | サンキュータツオ教授の優雅な生活
 数学や科学で証明された事柄は、実際のところ、どう転んでも確かな事柄のように思える。証明を一から積み重ねて、不確定な要素は排除して・・って具合に。しかし実はその証明の大前提となる
「公理」はあくまで「仮定」に過ぎないらしい。有名なゲーデル不完全性定理として

「我々が、どんなに公理を選択して、無矛盾にみえる理論体系を構築しようとも、その理論体系の無矛盾を 自分の理論体系の中で証明することは不可能であるため、選んだ公理が本当に正しいのか証明することは、絶対にできません」
てーのがある。「自分の中だけで考えた理屈に、矛盾がないかどうかは自分には判断できない」ってことらしい。夢の中っていろいろ変なこと起こるけど、その時は別に不思議とも思わず受け入れちゃうよね。それはそこでは「夢の倫理」があるから。高層ビルから風に乗って全裸で滑空してたらコンドルにちんちん啄ばまれたなんて、現実ではありえないシチュエーションでも、なぜか納得してしまう。

 この不完全性定理を知った時、なんか大きな屋根がガラガラーっと崩れていく音がした気がした。「数学や科学だって絶対じゃない」なんてのは漫画の中にしか出てこないような安いセリフだと思っていたのに、こんなに身近にあったことが衝撃だった。そしてたまたま自分で知ろうと思わなければ一生知らないままでいたであろうことも衝撃だった。そこから哲学に興味持ち出して高校の時はベタに「ソフィーの世界」なんかを読んで「フオォォー」ってなっていた(こんがらがりすぎて)。


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